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英国名門大行きの切符をつかむには。米国とは違う面接内容

世界の名門大学「インペリアル・カレッジ・ロンドン」【対策編】

■「第一志望」をプッシュせよ

 同大学は出願プロセスの一環として面接を実施しています。しかし、応募者が高校で力を入れたことや将来の目標など、これまでの経験やモチベーションについて問うことが多いアメリカの大学が行う面接とは異なった性格のものであり、内容は大学での希望専攻科目の理解を問うことが主たる目的のアカデミックなものです。

 また、面接では志望動機書に記載のある項目に関して質問がされることもあるので、どんな質問がきても対応できるようしっかりとした準備が不可欠です。面接対策として、模擬面接や、コースに関連する科目の勉強、そして聞かれるであろう質問に対する答えを事前に考えておくことなどが挙げられます。

 面接では、とにかく出願しているコースに対する情熱を面接官に伝えられるように気を配りましょう。面接官に質問をすることで自分の関心をアピールすることも出来ますが、途中でコースを変更できるかなど避けるべき質問もあります。通常であれば問題のない質問ですが、面接でこの質問をしてしまうと、自分の学びたいことに迷いがあると面接官に思われてしまいます。

 従って、内実はどうであれ、自分が選択したコースが「第一志望である」とはっきり伝えましょう。面接官の質問に答える際、表面的な議論にならないよう自分が伝えたいことの本質をしっかりと理解した上で面接に臨み、自分が同大学の生徒にふさわしいと面接官に示しましょう

 できるだけ早めに出願することも合格率を上げ、そして同大学への自分の興味を示すもう一つの方法です。インペリアルは、大学側が出願書類を受け付けた段階で審査を開始する出願締切日のない出願方式であるローリング・アドミッションを採用しており、かなり長期にわたり出願を受け付けています。実際の入学のはるか前に出願が始まるので、事前に計画をすることが必要になってきます。

 ゆえに、早めに出願した方が合格率が上がると考える者もいます。いずれにしても早い行動を心がけ、ぜひ合格を勝ち取ってください。その先には世界有数の大都市ロンドンでの充実した学生生活が待っていることでしょう。



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山内 勇樹

やまうち ゆうき

株式会社Sapiens Sapiens代表取締役。留学コンサルタント。1980年長崎生まれ、広島育ち。高校時代は体育高校で偏差値39だったが、高校卒業後アメリカ・カリフォルニア州に渡米。公立短大であるLong Beach City Collegeへ入学後、編入でUCLAに入学、卒業。脳神経科(Neuroscience Major)専攻。2006年より、日本にて、留学サポート・英語指導に関するサービスを提供。英語力はTOEIC990点満点、TOEIC SW400点満点。Sapiens SapiensHP:http://sapiens-sapiens.com/



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